志奈葉の音楽日記

冴えない音楽、アニメ好き眼鏡がブログを始めました

坂本龍一 「tong poo」

tong pooという曲をご存知だろうか

坂本龍一の名曲の一つ、代表作の一つだろう

初収録はイエローマジックオーケストラというアルバムであり、坂本龍一が北京交響楽団をイメージして作られた曲である。

 

父が坂本龍一のファンでそれに影響され、YouTubeで聞いたのが初めてである。

私が聞いたものは、おそらくピアノ1台の連弾のものだ。ピアノの鍵盤が勝手に動いていたのがとても印象に残っている。(弾いていたのは坂本龍一だけ)上手く説明できないが気になった方は聞いてみて欲しい。

tong poo

https://m.youtube.com/watch?v=bOlFqEKQISU&feature=youtu.be

 

本当に初めて聞いた時はそれこそ5歳とか6歳とかだったため、何もわからなかったのだがとりあえず「すごい」とは思った。その後歳を重ね、それなりに音楽のことを理解し、改めて聞くとやっぱり「すごかった」

 

低音の響き。頭に残るフレーズ。疾走感のあるサウンド。同じ動きでも色々な顔を魅せるメロディー。

やっぱり語彙力が足りないのだろう。この曲の良さはこんなものじゃない。

今になって聞いてみると体に震えが駆け巡る。いつまでも聞いていられる飽きのこないサウンド。

 

初収録のイエローマジックオーケストラがリリースしたのは1978年。それから70数年に渡るまで、いくつものアルバムに収録されている。

また、アメリカでリミックスされた際に吉田美奈子のボーカルが加えられたり、「ごはんができたよ」という、矢野顕子のスタジオアルバムでは矢野顕子による原曲にはない歌詞がつけられた。この曲のタイトルがジャン=リュック・ゴダール監督の「東風」から取られていることもあり、体の中を吹き抜けるようなアレンジと歌詞である。

 

これまで沢山のアルバムに収録され続けているため、このtong pooという曲は色々なバージョンがある。また、色々な人にカバーされている。坂本龍一がアレンジしたものや演奏しているもの、他の人がアレンジし、演奏しているもの、本当に数え切れないほどある。

楽譜も沢山あり、今も沢山の演奏者が演奏していることだろう。

私もピアノをやっている身であり、この曲に出会ってから弾いてみたくなり、ソロ用の楽譜を見つけて練習中である。

自分で演奏するのも楽しいし、色々な沢山の人の演奏を聴き比べたり、探して見たりするのもきっと楽しいと思う。

この曲を聞いたことがある人、聞いたことがない人、これから聞こうと思っている人、とにかく沢山の人に聞いて欲しい1曲である。

 

あなたの好きな「tong poo」がそこにきっと見つかる。

 

矢野顕子 - 「Tong Poo」 MUSIC VIDEO

https://m.youtube.com/watch?v=tSXM1t1FpzQ